【シングルスの戦術】むやみにストレートを狙うな!
皆さんこんにちは。
今回は「シングルスの戦術」についてです。
具体的には、タイトル通り、シングルスで少しでも勝率を上げたいのなら「むやみにストレートを狙ってはいけない」ということです。
皆さんこんな経験はありませんか?
😖「自分が攻めているのにあまりポイントが取れない」
😟「なぜかカウンターをもらいやすい」
筆者もかなり経験があります。振り返るとストレートばかり打っていて自分が不利な状況に追い込まれていたなと心当たりがあります。
このパターンとして最も多いのが「オープンコートをストレートで狙う」ことです。
シングルスにおいてのセオリーの1つとして「オープンコートを狙う」があります。しかしオープンコートに対してむやみにストレートで打つと自分が不利になりやすいです。
意外と多くの方がこの落とし穴にハマります。
ですので、「むやみにストレートを狙ってはいけない理由」について考察を交えて説明していきます。
※このように、このブログではテニスについて理論的に考察していきす。
目次
むやみにストレートを狙ってはいけない5つの理由
①ネットにかけやすい
これは単純にネットの高さが関係しています。テニスのネットは真ん中が一番低く、両端に向かって高くなります。ストレートを狙うとき、ボールがネットの高いところを通るため、ネットにかかる確率が上がります。
②サイドアウトしやすい
これも単純です。ストレートはサイドラインの内側付近を通ります。振り遅れなどで少しでも角度が外側になるとサイドアウトしやすくなります。
③ベースラインから打ってもあまり有効打にならない
基本的にテニスはネットに近いほど決まる確率が上がります。なぜなら、ボールを打つ距離が短くなるからです。なので相手のボールが浅くなったらストレートに打ってもいいと思います。
逆にベースラインから攻めようとすると、ボールを打つ距離が長くなり、決まる確率が下がります。つまり、あまり有効打にはならないということです。リスクを抱えてベースラインからストレートを狙っても、あまり有効打にならないので、合理的ではありません。
④打った後の走る距離が長くなる
これが一番の肝になると思います。ストレートに打った場合の図を用意しました。
このように、ストレートを狙うことによって自分が走る距離が長くなります。
冒頭部分で「オープンコートを狙う」ことはシングルスのセオリーの1つだと 説明しました。セオリー通りに展開することは大事です。しかし、ストレートでオープンコートをむやみに狙っていくと、自分が知らず知らずのうちに走る距離が長くなり、状況が悪化しやすいのです。これが一番の落とし穴です。反対にクロスで狙っていけばストレートに打たれてもコートの外に追い出されることはないので、走る距離はそれほど長くありません。
⑤カウンターをもらいやすい
ストレートに打つとクロスにカウンターをもらいやすいです。さらにクロスに打たれると④で説明した通り、走る距離が長くなるのでカウンターが決まる確率が高まります。
まとめ
ストレートをむやみに狙うということは、
・ネット、サイドアウトしやすい
・ベースラインからだとあまり有効打にならない
・打った後の走る距離が長くなる
・カウンターをもらいやすい
という非常にリスクの高いことです。
もちろんストレートを打つ場面というのはたくさんあります。打つときにはこれだけのリスクがあるということを分かったうえで行ってください。
また④で説明した走る距離の話は、ディフェンスの時にも使えるので参考にしてください。
最後まで読んでいただきありがとうごさいました。