【フォアハンド】間違ったテイクバックと振り遅れの関係
皆さんこんにちは。
今回は「間違ったテイクバックと振り遅れの関係」についてです。
以前、『【フォアハンド】3つのテイクバックのポイント』でテイクバックについて考察しました。その時にテイクバックと振り遅れの関係について後日記事にすると書きました。
ですので、今回はそれについて考察していきます。
なお、『【フォアハンド】3つのテイクバックのポイント』の記事をまだご覧になっていない方は、ぜひそちらもご覧ください。
※このように、このブログではテニスについて理論的に考察していきます。
間違ったテイクバックと振り遅れの関係
間違ったテイクバックとは
最初に間違ったテイクバックについてです。
以前の記事でチラッと言いましたが、間違ったテイクバックとは、「ラケットヘッドが背中側に倒れている状態」のことです。
意外とこのテイクバックをしている方が多いです。筆者もその一人でした。
最初からこの形でテイクバックをするのはあまりお勧めしません。このテイクバックの方は恐らく、逆クロスは得意で、クロスに引っ張るのが苦手ではないかと思います。
その原因は「打点が後ろ気味」だからです。打点が後ろ気味ということは「振り遅れや
すい」ということにもなります。
ですので、このテイクバックがなぜ振り遅れやすいのがを考えていきます。
間違ったテイクバックが振り遅れやすい理由
間違ったテイクバックが振り遅れやすい理由は2つあります。
①打点とラケット面の距離が遠い
②移動しながらテイクバックができない
特に②に関しては意外と認知されていないので、重要です。
では順番に見ていきましょう。
①打点とラケットの距離が遠い
1つ目の理由が「打点とラケットの距離が遠い」ということです。
ラケットヘッドを最初から背中側に倒して状態のテイクバックは、物理的に打点とラケッの距離が遠くなってしまうのです。
これは理想のテイクバックの形を簡単に図に表しました。
以前にも説明しましたが、打点とラケット面の距離が近い、または直線的のほうがフレームショットや振り遅れが少ないです。なぜなら、この方が正確にインパクトできるからです。
反対に間違ったテイクバックの形を図に表すとこうなります。
間違ったテイクバックの形は、打点とラケット面の距離が遠くなり、曲線的になっていることが分かります。この距離が遠くなる、または曲線的になると、正確にインパクトできなくなり、フレームショットや振り遅れの原因となります。
②移動しながらテイクバックができない
2つ目の理由が、「移動しながらテイクバックができない」ということです。これは、テニスの試合、特にシングルスでは致命的がもしれません。
どういうことかというと、間違ったテイクバックの形はラケットヘッドが背中側に倒れていると何度も説明しましたが、この時のラケットを持っている手首に着目します。
そうすると、手のひらが上を向いていることが分かります。
実は、手のひらを上に向けた状態は人間にとって走りにくいのです。
例えは、皆さんが走る時を想像してみてください。誰一人として手のひらを上に向けて走らないと思います。
つまり、この形でテイクバックをしながらだと走りにくいということです。
走りにくいので、移動しながらではなく、移動が完了してからテイクバックを始めます。そうすると、テイクバックのタイミングが遅くなり、振り遅れの原因となるのです。
よく、「テイクバックを早くしなさい」と言われる方は、大体この形でテイクバックをしています。
まとめ
今回の内容をまとめると、
・間違ったテイクバックとは、「ラケットヘッドが背中側に倒れている状態」
・間違ったテイクバックの形は、打点とラケット面の距離が遠くなり、フレームショットや振り遅れが起きやすい
・間違ったテイクバックの形は、移動しながらテイクバックすることが難しく、タイミングが遅くなり、振り遅れが起きやすい
となりました。
もし間違ったテイクバックをしていたという方は、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。